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パラスティック・ソウルを読みました

2012.09.19 21:35|読書
パラスティック・ソウル

はじまりの章
おわりの章



著:木原音瀬

パラスティック・ソウル ~はじまりの章~パラスティック・ソウル ~はじまりの章~
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パラスティック・ソウル ~おわりの章~パラスティック・ソウル ~おわりの章~
(2012/03/24)
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時は近未来。
22××年(と書くと、なんだか北斗の拳のOPみたい(゜゜)\バキッ☆)
国や国境と言う枠がなくなり、地球は一つの世界と言う考え方で統治されていた。
そんな時、ウィルスによる奇病「キネッサ」が流行った。致死率50%、しかも潜伏期間がある為、感染は広がり世界の1/3が罹患する事態となった。

やっとワクチンが出来て、人類の滅亡は救われたものの
ワクチンを作る時に犬の血清を利用した為、ワクチンを投与された女性が妊娠した時、犬耳と尻尾を持つ子供が生まれてくる事となってしまった。

DNAの変化は人口の1割近くに及び、多少嗅覚と聴覚が優れた種・ビルアと名付けられた。
ところが、そのビルア種の中に超天才と呼ばれる人々が現れ始める。

10歳代で研究機関に入ることが出来るなど、優れたIQの持ち主達をハイビルアと呼ぶことになる。
しかし、そのハイビルアにも問題が出始めた。
30歳になると、突然今までの記憶や知識をなくし5歳児の知能となってしまうのだ。
彼らは例外なく、ホープタウンで見つかるケースが多かった。その事象を人々は失踪(フェードアウト)と呼んだ。

ハイビルアは、保護法で守られる存在となるが
失踪(フェードアウト)するハイビルアがなくなるように!と研究も進められた・・・

富裕層が住む中央都市と、貧民窟があるホープタウン。
その中間に建つとある屋敷の一つにブロイルス・ビルのものもあった。

・・・って、世界観?を書いただけでこれだけ時間をくっちまったい!!

いやぁあ!!すっっっごく面白かった!!
お話としては、ハイビルアの研究をしていたブロイルスの葬式に参列した4人の人々が屋敷の青年・ライヴァンに「最後の晩餐」に招待され、「願いを叶えてくれる二粒の薬」をもらうところから始まります

その4人とは、ビルア種の青年・八尋惣
ホープタウンの赤毛の少女・ミア
知能が後れていると思われる少年・ニコラス
屋敷に食べ物を運んでいた芭亜斗(バート)・荒木

彼らが誰に、どうやって・・どういうタイミングで貰った薬を使うのか?
(普通だったら、自分に対していろいろ・・下らない願いを唱えながら飲んで終わりだと思うのですが。彼らはそうではなかったんですな)

その薬がもたらす悲劇や幸せも気になるところですが。
お話がね・・とにかく、あっち行きこっち行き・・
時系列が順番と言うわけではないんですよ・・・
主人公が違うのだから、ちょい過去に戻ったりするのは仕方ないのですが
え?あれ?まだ研究所は燃えていないの?
と言うか、彼はまだ生きているし・・と言うことはこのお話の後にあのお話になるわけか・・
人物が入り乱れて登場しますので、途中でちょっと戻って読んでいたりもしました。

1話は、八尋と結婚する事になったジョエルのお話。
これは、BLの香りをほのかに漂わせてはいますが・・BLとして期待して読んではいけません(苦笑)
とにかく世界観を飲み込むだけで手一杯、だって一話なんだもん(大笑)

と言うか、ジョエルが酷い男なのよ!!
自分勝手で、同情の欠片も持てないし救いようがないと言うか・・(^^;
八尋もそんな男に捕まったのが運のツキ?と言うか・・・
しかし、薬の存在が二人に影を落とし。。。
読み進むうちにどんどん引き込まれていきます。

2話は、芭亜斗のお話。
ハイビルア研究所に勤めていた兄が死に、その兄を薬で甦らせて遺産の在処を聞こうとする芭亜斗。
お話としては、芭亜斗に甦らせられた兄・ケビンの視点で進みます。

小さい時から自分を慕ってついてきた弟。
しかし、ケビンは自分の秘密を知ってしまった時に、芭亜斗を愛することが出来なくなってしまい、邪慳にしてしまう。
バートは、兄に無視されるようになり徐々にぐれてテロ組織に加入している現在・・

ケビンとバートが分かり合えた?と思った瞬間に、別れがやってきます。

このお話で出てくるケビンは、芭亜斗の兄と言うだけではなく
3話に出てくるニコラスが関係してきます。また、下巻・4話のミアも登場します(^^)v

・・・と言う具合に、人物がまぁ・・見事に絡み合って出てくるんですね。

なので、短編を読んでいる(中編?)と言うよりも
次は誰がどこで関わって出てくるのかな?とドキドキしてしまいます。

上巻最後の3話+おまけは、知能の高い犬・ジョンの視点で知能の低い飼い主ニコラスとの日々が出てきます。

おおぉ!!これは、2話で出てきた彼の中にあったから・・きっとニコラスは大丈夫!と思って読んでいくと・・・
まぁ!!最後の最後にどんでん返し!!

ジョンとニコラスが、種族を越えてそれぞれを思いやって飲んだ薬にかけた願い!!
いやぁああ!!!
こ、こう来ましたかっ!!

ちょっと個人的な気分では(ジョンの気持ちは分かるのですが)、これさえなければ
芭亜斗は失う事がなかったかもしれないのにぃ・・・・と思ってしまいます(^^;
(って、読んでいない方には分からない文章でごめんなさい。ここはちょっと書けないの)

そして下巻。
折り返し地点での4話は、ミアのお話。
ホープタウンに生まれたものの、ごくごく平凡に幸せに暮らしていたミア・・
突然襲った悲劇。
そこから逃げ出したミアが拾った(拾われた?)のがハイビルアの男。
彼にスタンリーと名付けたミアは、一緒に暮らし始める。
ミアの仕事は、売春宿の掃除。
身体を売れば楽に稼げる。でも、そうはしたくない!

しっかりかっちり前を向いて歩いているミアだが、スタンリーに対する気持ちはなかなか認められない。
そんな時、代わり映えのしなかったミアとスタンリーの暮らしに転機が訪れる。

他の作品は、WINGSやDear+で掲載されていますが。
この作品だけはカグヤで掲載されたせいか?BL色はまっったくありません(おい)
むしろ、赤毛でそばかす一杯(と言うとアンを思い出してしまう私)の少女が
上を向いて涙をこらえて歩いている強さが印象に残ります。

スタンリーは実は、1話で出てきた八尋の兄。
そしてミアがヨジュンに奪われた子供(え?)が3話にちょっと出てきた少年。
なので、ここでかなりいろいろな人物が交差している事が明かになってくるんですね~

そして5話は、兄を諦める事が出来ない芭亜斗と館の青年ライヴァンのお話。
ライヴァンの前に現れる、黒髪の少年・アレクセイの正体が分かった時に
きっと貴女もきゃああ!!(この場合は悲鳴ですな)と叫ぶことと思います。
それほどインパクトの強い話となっています。


続く最終話。
タイトルとなっているパラスティック・ソウルでは5話の続き的なものです。

ライヴァンを甦らせたい芭亜斗は大学に入り、今や研究職となっています。
その芭亜斗の同僚として1話の八尋再びなのです!!
八尋のお相手であるジョエルも登場!
八尋が出てくるので、当然?八尋兄とミアも登場しますし(^-^)
3話のニコラスとジョン以外は総登場!みたいな雰囲気です(^^)v

人工生命体を使ってライヴァンが甦り、うまくやっている二人ですが・・・
お話はそれで良かったね・上手く行ったね・・とは終わらせてくれません。
5話で出てきたハイビルアの謎を絡めて、ハイビルアを告発する動きも出てきますし
人工の生命体なら、じゃあ良いのか?そこに人権はあるのか?
うーん・・いろいろ考えていると、黒幕登場!!(やっぱり出たか・・)
最後の最後まで、命の危険性はあるし・・ハラハラドキドキ・・
もうどうなるか、どうなっちゃうの!?とページをめくるのももどかしい気持ちになっていました。


掲載誌がDearだったからか?絡みシーンもちょっとだけ出てきます(^^)v
これだけ読んできて、絡みがちゃんとあったのはこれだけ?ですが!!
近未来のSFとして読むもよし、BLとしては・・ともかく(え?)
お話としては、のめり込む勢いで読破出来ました。
一度読み終わった後に、あぁ・・あの登場人物がここでも出たかぁ!とか
名前だけ出てきた人が、ここで関係するか・・と読み返しをしたくなって。
いつまでも本を離すことが出来なくて(^^;

途中は、雪が出てくる冷たいシーンが多いのですが。
最後の家族パーティーの日溜まり色が、目に焼き付き
心もちょっとほわっと温かくなって読み終える事が出来ました。

ちなみに、ドラマCDも出ておりまして・・(新書館なので、一般商品としてのアフィリが出ませんな)
このCDに特典として付いてきた小冊子は・・1話の八尋とジョエルが、カップルとして合体!出来た時のお話が描かれていて、おぉおお!BLじゃああ!とニンマリしておりました。

何故に、タイトルとなった芭亜斗とライヴァンのお話ではなく1話の後日談?みたいな話なのか?と言うと。
ドラマCDが1話だけをドラマにしているからです(^^)v

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コメント

木原さんー。

まだ読んでませんー。
そんなに面白いんですね。
これは、読まなきゃ駄目ですねー。

もう発売して半年たっているんですね・・・。
なんか、つい最近なイメージだったのに。
他の作品もまだまだ読んでないものが多いので、ちょっとずつ攻めていこうなーと思っています。

今は電撃文庫読んでいますよー(笑)
これが結構長くて、分厚くて時間がまたかかります・・・。

Re: 木原さんー。

こんばんは、しげこ様

> まだ読んでませんー。
> そんなに面白いんですね。
> これは、読まなきゃ駄目ですねー。

あれぇ?これ買っていらっしゃるの?
面白かったですよ!!是非是非、読んで下さいね。
最初は、ちょっと世界観に馴染むのに時間かかりましたけど。
途中から加速度がつきました。

> もう発売して半年たっているんですね・・・。
> なんか、つい最近なイメージだったのに。
> 他の作品もまだまだ読んでないものが多いので、ちょっとずつ攻めていこうなーと思っています。

本当に、お友達のブログを見に行きますと。
まだまだ自分が知らない世界が多いなぁ・って思います。
作家さんも多いし作品も多いですよね。

> 今は電撃文庫読んでいますよー(笑)
> これが結構長くて、分厚くて時間がまたかかります・・・。

お?何を読んでいらっしゃるのかな?
感想を楽しみにしておりますね(^^)v

☆いいなぁー

これっ!雑誌で1話連載されていて、小説になったら読みたかったんですが、そのままデス…イイですね~CD化にもなったし、人気作ですよね(^^♪
絵師さんもカズアキさんだし綺麗だったでしょうね~^m^
でも、酷さっぷりは容赦がなさそう(~_~;)

お天気はいかがですか?
こちらはスッカリ9朝晩は(強調)涼しく秋らしくなってきましたが、日中はまだまだ暑いデス♪

うおう~

これはまた読み応えありそうですねー!
CDは持っていたような気がするんですが…
なんか、難しそうだな…と;
でも話はしっかりしてそうだー。

皆いっぱい本読んでますよねーえらいなー。

これ・・・

気になってるんですけどCDも本の方も手に入れてません
木原さんは「箱の中」というタイトルで以前BLで書かれたものを
先日一般の文庫で再発行されましたね・・
そのくらい一介のBL作家だけで終わらせるには惜しいと思うくらい
人間味の深いというか奥の深いお話をかかれるからだろうな~
私は木原さんのあまり痛くないものばかり選んで読んでたので
この「パラ~」はとりあえず様子見って思っちゃったんですよね

うう~んやっぱり買うべきかな~

Re: ☆いいなぁー

こんばんは、ふみ様

> これっ!雑誌で1話連載されていて、小説になったら読みたかったんですが、そのままデス…イイですね~CD化にもなったし、人気作ですよね(^^♪

たまたま書店に行った時に、帯のドラマCD化と言うのに引かれて買ったんですよ。
そうしたら、まぁ・・・下巻を扱っているお店がなくてねぇ・
しくしく・・
結局はネットでポンしちゃったんですよ(^^;
でも、雑誌で読まれていると言うのが凄いです。
流石、ふみ様!

> 絵師さんもカズアキさんだし綺麗だったでしょうね~^m^
> でも、酷さっぷりは容赦がなさそう(~_~;)

酷いと言っても、なんかガキの延長の嫌がらせ?みたいな(^^;
でも、視点がジョエル視点なので「これじゃダメじゃん」的な感想でした。

> お天気はいかがですか?
> こちらはスッカリ9朝晩は(強調)涼しく秋らしくなってきましたが、日中はまだまだ暑いデス♪

こちら、連休前から曇ってきまして(^^;
すっかり涼しくて。半ズボンでは厳しい日中です。
雨が多い夏に加えて、また雨・・・とうんざりです。

Re: うおう~

こんばんは、氷翼様

> これはまた読み応えありそうですねー!
> CDは持っていたような気がするんですが…
> なんか、難しそうだな…と;
> でも話はしっかりしてそうだー。

そうそう。CD化と言うので、上巻を買ったんですよ。
で・・CDはどうしようかなぁ・・と迷って結局何か他の注文と一緒にポンしました。
小野友樹さんと武内さんでしたね。
でも、1話だけ扱っているみたいですよ(CDは)
他もやったらどうなったかしら?

> 皆いっぱい本読んでますよねーえらいなー。

ん~~本なら左手で持てますからね(大笑)
本当ならPSPで遊びたいんですけど(苦笑)

Re: これ・・・

こんばんは、ぶっく様

> 気になってるんですけどCDも本の方も手に入れてません

文庫になるなら、絶対に買いだと思います。
すっごく普通の本として楽しめましたよ。
BLと言うのを途中から意識しなかったなぁ・・

> 木原さんは「箱の中」というタイトルで以前BLで書かれたものを
> 先日一般の文庫で再発行されましたね・・
> そのくらい一介のBL作家だけで終わらせるには惜しいと思うくらい
> 人間味の深いというか奥の深いお話をかかれるからだろうな~

そうですね・・BLにしなくても良いお話もありそうですもの。
箱の中ですか・・・ちょっと見てこようかしらね?
そう言えば、榎田さんも普通の作家さんの活動もなさっていますよね。

> 私は木原さんのあまり痛くないものばかり選んで読んでたので
> この「パラ~」はとりあえず様子見って思っちゃったんですよね

これは痛くないです。私も木原さんは痛いので懲りているのですが・・
これは平気に読めましたねぇ(^-^)
ただ、ちょっと近未来のSFっぽいので、その設定がOKかどうか・・でしょう。

> うう~んやっぱり買うべきかな~

良かったですよぉおお!!
個人的にはお奨めです!
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